マルプルッタ・クレッセリーの繁殖

以前、http://blogs.yahoo.co.jp/labyrinths2005/22606069.htmlで老ペアーと♀2匹のハーレム状態を書いたが、その後老♀は死んだ。

今老♂と若い♀2匹が入ってる水槽に、オチビさんが2匹泳いでる。10日くらい前にごく小さい鼠の糞のような真っ黒いのがポチ・ポチと居た。アレーッ?子供だッてなわけで、知らない間に産卵・孵化していたのだ。

何を食べていたのか、これなら何とかブラインシュリンプを食べられる大きさかなと思い、ブライン沸かしを久々に行った。PSBを遣わなくても夏なので動物性プランクトンが発生してたのかもしれない。
毎日ブラインを遣って、今日当たりはやっと1cmくらいになった(成長は早い気がする)。親と離して育てようとも思ったが、水槽の中が流木や水草で複雑なので捕らえることが難しく、そのまま同居で育てることにした。

恐らくモット孵化していたのだろう。パトティの時もそうだが見逃していた。

繁殖難魚のマルプルッタ。1998年にスリランカ政府によって保護種に指定されているスリランカの固有種のアナバスである。スマトラ沖地震以降、現地モノがどういうわけか入ってきている。普通はドイツブリードが殆どだ。あまり繁殖例は無く、私も何年空振りをしてきたことか!やっと仔にご対面できた。

今のマルプルッタの状態は、もしかするともう1回産卵するかもしれない。♀がやる気満々で♂を追いかけてる。

そういう訳で、画像を撮ろうと頑張ったが、親魚はチョコマカしてるし、子はなかなか見つからないしで残念ながら、撮れない。♂は成熟すると背びれとスペードテールの先が長く伸長して美しい貴重な種だ。

出来るだけ繁殖させて、この希少な種を保存していきたい。もう少し大きくなったら画像が撮れると思う。