私が育った所 3

私が育った場所に、出張で偶然行く機会ができた。


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今日、偶然にも私が育った所の近所に出張ができた。寄ってみた、あの場所に。子供の頃は広くてつるつるだった崖には竹が生えて地肌が見えない。手前にはご丁寧に枇杷の木が植わって蕾を付けていた。まあ蛇が転がってきた土手も芝生が植えられて随分と普通の場所になっていた。きっと竹山に上ると防空壕が塞がれてあるような感じがする。何の感覚も蘇らない。まるで違った場所のようだ。マンションは昔のまま佇んでいた。私の住んだ部屋にも人の気配がしていた。デジカメなんか構えて何かと間違われたら嫌なのでソソクサト立ち去った。あんなに大きく高いと思った崖も小さなチョット小高い崖でしかなかったのだろうか?今見ると小ささに驚くとともにな~んだと思ってしまう。
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マンションの表側に回って、太平洋を望む所も大きく変わった。昔は田んぼだったが家が犇いている。右側の森の下に捕まえた犬を殺す場所があった。犬の骨も遊びの戦利品だったな。今考えるとチョット衛生面に問題あり?そういうことを知る人は今はそこにはもう居ないと思う。