地天館2

地天館の調査というほどでもないが(^-^)/



今日午後,地天館ブッタ切り道路前で集合した。

風が強く,うっそうとする杉林で日差しが遮られ寒かった

未だのどかな田園風景の中のこの館跡が16m道路のT字路で破壊されてしまう。持っていても1銭にもならない杉林はドンドン土地会社に買収され,団地や道路になっていく。安く買収できる場所の一つなんだろうな

はっきり言って,堀・土塁が複雑で良く分からなかった



地天館の眠る杉林の東側。護岸工事のしていない小川が流れ,田んぼが広がっている
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取りあえず,堀や土塁はあったものの,図に書き込めなかったものが多いが,主郭の部分はこんなものかなぁ~という空中写真を。茶色が土塁,青色が堀だが,方角が良く分からなくなってしまい巧く書けない
水色は縦は菅谷・市毛線16m道路で既に4分の3は遺構を破壊して砂利がしいてあったりマンホールが出来てる。横は下宿・仲之内線が出来る予定
方角が道路の向きで上が北,下が南。方位のマークが約45度反時計回りにずれてる
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道路予定地。空中写真の縦の水色の線で上のほうから
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分かりずらいが上の画像の東側の竹薮の中の堀・・・1
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堀2の付近。両脇が土塁で高くなっている
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堀2の底から上に向かって,結構な高さがある。短足は私(笑)
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今回見つけた祠3.探したが見つからずP氏に教えていただいた。気に釜注連縄のようなものが紙にくるまれてぶら下がっていた。祠はかなり古いもののようだった。竹林のなかにひっそりとあった。
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井戸跡?
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場所が分からなくなってしまったが,祠3付近から道路の方に向かっていくあたりで大きな堀・土塁が竹林の仲にあった。空中写真の東半分は,西半分の主郭に対して,どんな役目をしていたのだろう。二重三重の堀だったのか?それとも水路だったのか?場所も良く覚えてない。竹林の中を歩き回っていたらあったような?
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`今日歩いてみて,那珂町史の研究・第10に記載されてる画像より,大きいように感じた。更にもっと複雑に堀が張り巡らされていたんじゃないかと思われる。また水路かもしれない溝?堀っぽものもあったが,遺構の東半分と北が良く分からなかった。というか歩いたが忘れた┐('~;)┌
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一旦山林に入ると方角が良く分からなくなってしまう。今回ほぼ四角っぽい主郭を3回くらいグルグル歩いたが,釈然としなかった部分が残る。

途中,春1番の強風と雨に,消え逝く遺構の悲鳴を聞いたような気がした。これで良いのだろうか?

同行した溜池城郭の会のメンバーと途中から合流したPさん,どうもお疲れ様でした。また大変お世話になりました。