3月11日 SH 地震記録

とうとう来るべくして来た地震震度6強・・・・SH中心に書きます。
 
家はどうせ全壊かなとフッと頭をよぎった。
危険なので、全員帰宅となった。
 
家に着くと大谷石の塀が倒壊していて敷地に入れない。何とか庭に放りこんで車を入れた。
家は無事だった。
水槽は、魚は・・・・・
 
1階は異常なし
・1階の水槽は水のこぼれ無し。ずれは最大で5センチ。以外は全て被害無し。外部濾過器もクーラーも、殺菌  灯も落下せず、転倒せず。蓋も飛ばず。(60ワイド、90×45、120×60、45水槽4本、60レギュラー、L水  槽3本)。しかしその時点で既に停電していた。
 
2階の水槽は、悲惨だった。
・水槽の上に姿見が倒れて水槽を押し出したからだ。斜めにずり落ちても割れてはいなかった。三角の隅にヒー ターとコータイがチャンと入っていた。蓋は割れて水槽の中に入ってるがコータイは怪我してなかった。小魚や ドジョウも無事いた。(ガラス60ワイド水槽)・・・・コレだけは割れたガラスをとって畳の上に水平に置いた。(台 も無事 だったが、余震で軽くなった水槽が落ちたら困るから)
 倒れた姿見(鏡)も水槽も割れてない奇蹟だった。外部濾過は転倒。
 
・もう一つの水槽は割れてはいないが、揺れて水が半分以下(バルカとトゥラ)セパレーターは倒れて蓋も割れて はいないが水槽の中に落ちていた。バルカ、トゥラは無事。外部濾過は転倒
 
・ダメだったのは60cm水槽で横面が横にひびが入って漏水。レインボーとオリエンタリスは低い水位の中に無 事でいた。何が当たったのか不明。
 
・オリエンタリス幼魚単独の水槽は無事。
・餌さメダカの水槽も無事。
 
 既にこのとき断水。水を足すことは出来なかった。
 
その夜から、各水槽にバスタオル新聞紙などを掛けて夜間は過ごした。でも朝は10度を切っていた。
昼間は水温を少しでも上げようと覆いを取った。
1日目(12日)SH全て生存
2日目(13日)朝、 やはり10度を切っていた。
    ・バイオレット2匹とも横になっていた。ダメかと思ったが触ると動く。1匹はアクリル90水槽、あと1匹は       ガラス60ワイド水槽。
    ・ガロは横になって水草のうえに浮いていた。触ると横のまま沈んでいったが、かすかに動いたようにも       見えた。ガラス45水槽
    ・トゥラはお腹を上に向けて既に死んでいた。ガラス60ワイド水槽
    ・レインボーオリエンタリス、モケーレムベンベもお腹を上に向けて死んでいた。60レギュラー水槽
    ・オリエンタリス幼魚 M水槽 横になって沈んで死んでいた。
    ・アミメウナギ、必死な形相でのた打ち回っている。120アクリル水槽
    
    ・SH以外、パロット2匹全滅、ポリプ2匹全滅、ケラ8匹全滅、卵目ダゲッティ9匹全滅、フォースフェイスロ     ーチ、クーリーローチ全滅、アフリカツメガエル4匹、卵目(名前忘れた)15匹全滅、卵目アフィオセミオ     ン2匹全滅
 
地震後2日目(13日)の午前中電気が来た。ヒーターが入る。仮死状態っぽくて復活したのは以下の3種
    ・バイオレット2匹、ガロは復活。
    ・アミメウナギ普通の顔になる。
 
生存魚・生物
 
 1階 茶の間  BMGSH2匹ガロ、レプトポーシャ・タエニアータ、パキスタンローチ、日淡ドジョウ等
           アカハライモリ、マダライモリ、チョウセンスズガエル、レッドサラマンダー(ブラックチン含)
 1階 廊下   バイオレット2匹アンフィビウス、アミメウナギ、卵目ガードネリィ、ケラ(2階のケラとは種類が           違 うようだ)日淡ドジョウ
 2階       コータイアカヒレバルカ、餌さメダカ
 
地震後6日目(17日)
 BMGSHアンフィビウスはあの寒いなか動いていた今も食欲旺盛だ
 バイオレット達は以前の食欲と左程変わらず。
 ガロは若干拒食気味
 コータイは拒食。水槽が鏡の直撃を受けたPTSDか?(未だ水位が低い)
 バルカは傷を負っていたらしく、白いカビが生えたが、食塩とアグテンで1日で回復したが、少し放心状態。
 
 両生類たちは兎も角、SHは東南アジア産とスリランカ産は凍死インド高地産は生存コータイは別格
 
 2階の死亡率が高かった理由がもう一つある。2階の方が揺れは大きかったようで、水槽が揺れて水量が減  り、保温(水は比熱1)効果が弱かった。断水で水を足せなかった(井戸水は硬水のため足さなかった)
 ちなみに職場の歌舞伎も凍死
 
兎に角家の中が、家財道具が散乱して、足の踏み場が無かったこと。2階の水槽の水が1階まで漏れて介護中の親のベッドの布団が水浸し。寝る場所の確保をしなければならない。
家の塀が道路側に倒壊して通行の邪魔になるので片付けなければならない。
食料の確保と飲料水の確保をしないと腹ペコで動けない。
ヒトが生活するためには、その3つをやらなければならず、その日のうちに片付け終わったときは、真っ暗だった。SH達の保温はその後、懐中電灯を頼りにやった
人手が無く、娘と2人でヤットの思いでやった。余震なんか考える暇も無く8時には眠ってしまった。 
 
今回思ったこと
2階に水槽を置かない。
水槽部屋を作る。(予定していた事だったが・・・まだ見取り図さえ出来てなかった)
ヒーターやクーラーが使えるように自家発電機を買う。
魚用に水を常に常備し、水換えに使い新鮮さを保っておく。
長期計画なので、これ以上SHを増やさず、水槽部屋を作ってからにする。(オリエンタリスを除く)
 
 
 
 
ずれた水槽・・・水換えのときに直すしかない。台と水槽の間にゴムマットを敷いて置けばよかったが・・・。
          120×60では今更無理。5cmずれてる。反対側は2、5cm内側にずれてる。機材は落ちず倒           れず、水こぼれず。
 
イメージ 1
 
 
コータイの水槽 後ろの姿見が倒れてコータイ水槽を直撃・・・水槽は台から落ちたが、鏡・水槽共に破損せず。ただし蓋だけは割れて水槽の中に落ちていた。今は臨時的に台からおろして畳の上にじかに置いてる。水が無い。今・濾過はフラワーのみ。姿見は留めてある。
 
イメージ 2
 
茶の間の水槽の一部。出窓に置いたので窓側に冷えないようにバスタオルを詰めておいた。
左からレッドサラマンダー用、ドジョウ用、BMGSH用 全て異常なし
 
イメージ 3
 
 
右端が1cmずれたが台も振られず、水槽も水のこぼれもなかった。バイオ水槽は玄関なので外側は普段からバスタオルと新聞紙で保温していた。停電中は全てバスタオルと新聞紙で保温。機材の転がり落ちも無かった。
 
イメージ 4
 
 ヒビの入った60レギュラーは片付けてしまったので画像は無い。
 もう1匹のバイオもガロもBMGSHも水槽や機材に異常がなかったので画像は無い。  
 
多くのSHや熱帯魚を失ってしまったが、機材に不備は無かったものの、停電や断水に対する準備(心構えすら)ができてなかったこと。後悔している。
低温に生き抜いたSH達もいるが、多少心の傷もある様なので、元気になるようにしっかり面倒を見て生きたい。
 
※ エアーについては全く必要は無かったと思う。
 
まだ余震が続き雑然としているし、水換えも(断水)出来ないので餌はかなり控えている。